メキシコ料理のタコスで知られる米ファストフード・チェーン「タコベル」が22日、
おもちゃ付きの子どもセットの提供を打ち切るとの方針を明らかにした。
子どもセットは一部店舗で今月中に廃止され、来年までには全米のタコベルから姿を消すという。
グレッグ・クリード最高経営責任者(CEO)は同日朝のコメントで
「おもちゃを付けた子どもセットに力を注ぐ意味はもはやないと判断した」と述べ、
売上に大きな影響はないとの見通しを示した。
タコベルはフライドチキンのKFCやピザハットと並んで米外食大手ヤム・ブランズが
展開するチェーン。KFCは今後も子ども向けセットの販売を続けるが、こちらはおもちゃでなく、
豆知識のカードがおまけに付いている。
ファストフード店がおもちゃ付きセットで子どもを誘う商法は、青少年の
肥満問題につながるとして市民団体などから批判を浴びている。全米規模の
ファストフード・チェーンでセット廃止に踏み切るのは、タコベルが初めてとされる。
消費者団体CSPIはタコベルの発表を「建設的な一歩」と評価し、
米ハンバーガーチェーンのマクドナルドやバーガーキング、ウェンディーズにも
同様の対応を求めた。一方で、親が子どもに大人向けのセットを
買い与えるようになっては意味がないと懸念を示している。
http://www.cnn.co.jp/business/35035082.html
ファストフード大手「タコベル」、子供のおまけつきセットを廃止 「肥満につながる」と批判受け
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